2016年6月22日水曜日

エッシャー展を終えて

先週の日曜日にエッシャー展が閉幕した。
地震の影響で途中からエッシャーの作品の一部のみの公開となった。
これは残念でしたが授かったものも大きな展覧会だった。
この前後で作品はかなり進化した。
最近はエッシャーのだまし絵に触発されて色彩を使った錯視を狙ってみた。
錯視までには至らないが立体感が増した。
展覧会初日のアーティストトークで初めて自身の原体験 りろりろりろ について公の前で触れた事でその赤いそれを作品に反映させたくなったのも色彩を入れたくなった理由。

カオスという予測不能な数理を素材にしています。
その素材の制限とのせめぎ合いで作るので結果が出るのに時間がかかる。
コンピュータによる美術とは思えない職人作業。

これには色彩はまだ反映されてませんが最新の平面作品集を公開しました。
https://youtu.be/eYRcMR-wZa8

2016年4月23日土曜日

最近の制作

昨年末から最近にかけて技術面で大きな進展があった。
このバージョンアップをこれまでの平面作品に適用して蘇らせる作業をしてます。
この10年くらいの作品は全てプログラムだけで作らている。
また保存の面ではこれを保存すれば全てをフロッピーに入れてもまだ余裕がある。
プログラムの内容にアルゴリズムはほとんど無くてほぼ数式なのでプログラムというよりは楽譜に近い。
映像も平面も四元音楽も楽譜で作られている。
この最新バージョンに近いものがだまし絵王エッシャーの挑戦状展のカタログに掲載されてます。


2016年4月17日日曜日

熊本大地震から転じて

人間の家 熊本市現代美術館は独特なムードのある美術館だ。
ドラマの生まれる予感のする。
常に何かが生きている。
どんな人でも不思議と明るく柔らかな面立ちに見えてしまう魔法がある。

2016年4月12日火曜日

「だまし絵王 エッシャーの挑戦状」展が始まりました。
全体が祝祭感漂う展示となってました。
自分の内側へと誘う不思議な作品がエッシャーから現代作家まで広く揃ってます。
それぞれの作品が時間をかけて見ると違って見えてくるので面白いかもしれません。
アーティストトークはライブでしたが少々言い忘れた事はあったものの伝えきれた気がしました。
都城シティFM 764「きりクラMUSIC RADIO STATION」4/15金曜日18:00〜19:00中のコーナーに出演します。自身の美術について語ります。

2016年4月4日月曜日

9日のアーティストトークでは  くりかえすこと=つながること というテーマで作品作りと数学、音楽、エッシャーの美について話します。宇宙の高揚感が伝われば幸いです。

2016年3月18日金曜日

「だまし絵王 エッシャーの挑戦状」展

仕上げ作業の最中です。
1日に600コマのペースで映像作品の元となる画像が計算されています。
今のテーマは2008年に舞台美術のゲネプロの中休みに偶然入った隣の図書館で発見した
数式が基礎になっています。
この数式は特別な力を持っていて
以後はどの登山口から登ってもこの山の頂に出てしまう事が続いてます。
これが現在まで少しずつ改良を加えられて表現力を増やしてきました。
この移り変わりも見られるようにします。


展覧会の詳細が熊本市現代美術館のページでご覧になれます。
ポスター、チラシも最寄りの美術館、ギャラリー等で。

「だまし絵王 エッシャーの挑戦状」展
http://www.camk.or.jp/event/exhibition/escher/

アーティストトークを4/9土曜日の14時より行います。
自身の製作活動を数学やエッシャーと絡めながらご紹介します。

2016年2月11日木曜日

次回 新作発表予定 だまし絵王エッシャーの挑戦状


次回 新作発表予定

だまし絵王エッシャーの挑戦状

■会期:
2016 4 9 日(土)~6 12 日(日)
■会場:熊本市現代美術館 

エッシャーの作品約80点とその指向、関心の重なる古今の作家の作品が紹介されます。
4/9にアーティストトークを予定します。

作品名 「メタモルフォーゼ アルハンブラ」
星、雲、海の揺らめきに包まれる空間。
それらを形作る力学が立体サウンドとなります。
またそれが振動の響きとして感じられる祝祭空間を作ります。

4年前にアルハンブラ宮殿を訪れた時に天井に宇宙の星々、床に水の文様に満たされた空間を見て現代のアルハンブラを作ってみたいと思いました。
今回、無限に続くフラクタル文様でこれに挑戦します。
またエッシャーはアルハンブラの幾何学文様に深い影響を受けたとされオマージュを込めております。

2016年1月11日月曜日

ただいま2016春に熊本にて発表する作品を制作中です。
四元数の構造を4ch立体音響と低音部は振動で。
そして切れ目ない映像の空間で包まれるようになります。
またクオリティーも音、イメージともバージョンアップしました。

早川直己の美術

映像空間2020

リフレインの多重奏。言語を超えた世界に誘います。 https://youtu.be/E_cFrztAxF4